炭火焼きは人生最大の娯楽。コードネームは焼き鳥のタレ

色々な事に関する豆知識を提供。七味唐辛子を添えて。

恋愛の正体は何なのか?

昔、10代の男女が車座になって『私は、子供の目をみた時に、自分の心が汚れてるような気がして、、、。どーしたら私はキレイな心に戻れるの?』なんて話題をみんなにふっかけて、答えが出ようも無い討論を繰り広げるという番組がありました。たぶん、当時出演していた人が見返したら、きっと布団の中でジタバタしちゃうんでしょう。そんな番組に、ゲスト出演される方がいるんですが、なんと立川談志師匠が出た回がありました。10代の男女が、生きる目的みたいな事を語っている中、そこで取った談志師匠の行動


寝るwww。


みなさんこんにちは。談志師匠はいつでも心の中で生き続けているオニゾウです。

その後、談志師匠が起きたと思ったら、帰り支度を始めるというイリュージョンをかましてスタジオは騒然。なんとか引き留めた後に、ようやっと若者に諭し始めます。

『人間なんぞ、死ねないから生きてるんだよ。死ねるやつはとっくに死んでるよ?今は生きづらい世の中です。昔の日本ってのは生きる目的を国が作ったから余計な事は考えないで済んだかもしれませんよ。でも今は自分で作らなきゃならない。』

当時、自分は20代であんまりこの言葉の意味がよくわかりませんでした。楽しい事がいっぱいあったからかもしれません。でも、今はわかる。20代から30代で感じていた幸せってのは、ある種の幻で、それじゃあ永続的な幸せは手に入らない。だんだんと楽しい事ってのは減ってくるし、大変なことばかり増えてくる。死んだほうが楽になるんじゃ?なんてのは、みんな口にしないだけで、けっこうな人が思ってる。

そんな中で、楽しかった事が何だったのか、そしてそれが何故一時的な幸せだったのか考える時があります。その1つが恋愛。恋愛ってのは楽しいんですよ。んで、ある程度これを冷めた目で見れるようになると恋愛とは何かが見えてくるんですね。

『恋愛とは、ただの娯楽である。』

世の中娯楽はたくさんありますが、その中でもトップクラスの楽しさを誇る恋愛。故にその副作用も強烈。失恋なんぞでしばらく立ち直れないなんて事もザラですよ。でも、とにかく彼氏、彼女が欲しい。しかし、それも世界で一番脆い人間関係であることが大半。だから、それを確かな物にしようと結婚するなんてのがありますが、夫婦関係ってのは世界で一番危険な人間関係ですよ。。。

とにかく「娯楽」では永続的な幸せは得られないんです。でも、人間が成長するための物でもあるのは確かですな。在家の人間に許された、ある種の修行みたいな感じでしょうか。昔の自分が今の自分に、相談したらこんな感じで返すでしょう。

Q1、『どーしたら、いい人に逢えますか?』
自分がいい人にならないと無理。合コンとかで『いい人いなかったな』って思ってる時は、自分が未熟な可能性が高いですお。。。

Q2、『もう飽きた。別れたい。。。』
そー思ってるうちは、だれが相手でも満足できないお。なんでもそーだけど、『飽きた』って時は『成長しない自分に飽きてる』事がほとんど。それを相手のせいにしてるんじゃダメだお。

Q3、『失恋つらすぎ。。。』
ですよねぇ。。。まぁ、痛いっすよ。でもそれは、自分を愛しすぎていたって証拠。あの世界を変えたスティーブ・ジョブズが死んだとしても、アップルはなんら変わりなく稼働してる。自分が死んだらどーだい?たぶん世界から見たらノミがアクビした程度の出来事。それほど自分の存在なんて小さい。それを自分で勝手に過大評価しすぎるからダメージが大きい。それが体で理解できるいいチャンス。でもね、かならず時間が解決する問題でもあるから安心してくれお。乗り越えたときは必ず魂が成長してから、それを楽しみにしておくといいお。


とにかく、付き合い始めた時の『ボーナス期間』は楽しいですが、それが終わった後が大事。修行のスタートですよ。自分を見つめ直すいい機会。

たくさん恋愛して、たくさん痛い思いをして、たくさん笑って、たくさん泣いて下さい。

いままで私とお付き合いしてくださった女性方。今はどこかで誰かと幸せに暮らしている事を願っています。今だからわかります。どーしよーもない自分を当時は受け入れてくれてありがとう。今思えば未熟な自分が偉そうにしてすいません。『本当に謝りたいと感じている』だからこそ本当の『感謝』ができる気がしています。マンガ「カイジ」からこの言葉を借りて、今日は終わりたいと思います。

じゃーの!